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SOUND QUEST by 紅雪(Kohsetsu)

今西紅雪(音楽家・翻訳家)


by soundquest

東京③池袋:2011:1/22(土)河合拓始、高岡大祐、mori-shige、今西玲子

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Free Improvisation
東京二日目は、ピアニストの河合拓始さんにお声がけいただいて、私にとっては大先輩の本当に本当に素晴らしい方々と共演させていただきます。

河合さんは即興演奏家、作曲家であられると同時に、近年は藤枝守、高橋悠治、モートン・フェルドマン作品等の演奏に取り組んでおられて、一音一音の響きを徹底的に研ぎ澄ました素晴らしい演奏をされると、私の周囲の音楽家たちが常々絶賛しているお方。今回初めて氏の演奏に触れることができるばかりか、共演させていただける幸運に感謝して、身が引き締まる思いです。
チェロ奏者のmori-shigeさんもまた、私がこれまで共演させていただいたジャンニ・ジェビアやユーグ・ヴァンサンといった海外のミュージシャンからその音色のお噂やお人柄を伝え聞いていたお方で、独学でチェロを学ばれたそうですが、いま関東の即興音楽シーンで最も活発にユニークな活動を展開されているお一人です。
そして関西在住(ですが年の半分は日本、世界各地で演奏)で私も何度か共演させていただいたり演奏を拝聴している超絶チューバ奏者の高岡大祐さん。大きな楽器同士、またともすれば限られたシーンに閉じ込められてしまいがちな楽器同士としても、楽器との向き合い方やそこから引き出される唯一無二な多彩な音色の数々に毎回刺激を受けています。

当日はこの4人でデュオやトリオなどの組み合わせもやってみたいと思っています。
池袋の気の置けない飲み屋(禁煙にしてもらいます)「バレルハウス」にて。
これは凄い夜になりそうです!

日時:2011.1.22(土)
開場7:00pm 開演8:00pm
出演:
河合拓始(ピアノ)
mori-shige(チェロ)
高岡大祐(チューバ)
今西玲子(箏)

会場:池袋「バレルハウス」(東京都豊島区池袋2-22-5 2F 03-3986-2871)
http://www.barrel-house.net/
チャージ:2000円+ドリンク・オーダー


河合拓始:
ピアニスト/即興演奏家/作曲家。
1963年兵庫県神戸市生まれ。東京在住。四歳からクラシックピアノを学び、1986年頃始めた即興演奏が自身の音楽表現の端緒となる。京都大学経済学部卒業後、1991年東京芸術大大学院音楽学専攻修了。
在学中よりライブ活動をはじめる。1999年に自作個展コンサート。ソロを中心に共演者多数、ダンス・朗読など他ジャンルとの共働多数。CDに自作自演集「ジュエリー」(2000年)、「Trio improvisations at Artland」(2001年、CDジャーナル誌注目盤)、50分連続ソロ即興「ピアノプラトー」(2002年)など。
近年の委嘱作曲作品として室内オーケストラ曲(2004年)、パイプオルガン曲(2005年)など。現在ソロコンサートシリーズを継続中。2008年秋、ヨーロッパ三都市(アムステルダム、パリ、ベルリン)にて演奏旅行を行う。

mori-shige:
即興演奏家、チェロ奏者。1963年、大阪生まれ。様々な音楽活動を経て、1997年から即興演奏の活動を開始し、国内外の音楽家や舞踏家等と数多く共演 する。従来のチェロ奏法にとらわれない、自由な演奏から生み出されるその音響は、繊細でありながら自在にして豊穣である。深く音響に聴き入る、独特な即興 演奏を聴かせる。2009年、チェロとピアノのソロによる即興演奏で構成されたCD "fukashigi" を発表。音楽活動以外にも、本名である森重靖宗 morishige yasumune として、2010年5月に、初の写真作品集 "photographs" を powershovel books より出版。

高岡大祐
12歳からチューバを吹き始める。ニューオリンズに2回訪れ、Rebirth Brass BandやWild Magnoliasなどと共演、ライブを行う。1998年から2006年にわたり『渋さ知らズ』のメンバーとなる。5度のヨーロッパツアー、メールスジャズフェスティバルやグラストンベリーフェスティバルなど多くのフェスティバル、約20ヶ国で演奏する。Joseph Jarman(sax fl:Art Ensemble of Chicago),Don Moye(ds,per:Art Ensemble of Chicago)Misha Mengelberg (p:NED)RONIN(ECM:swiss)Park jechun(per:South Korea)など共演者多数。常に新しい音楽表現を模索し、チューバのすべての可能性を探る。チューバの音を電化しアンプで鳴らすオリジナル奏法は『blowbass』と命名されている。
インプロゼーションからガレージパンクまで幅広く、年間に国内外200本超のライブを行う旅のtuba吹き。
by soundquest | 2010-12-03 23:05 | concert | Comments(0)