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SOUND QUEST by 紅雪(Kohsetsu)

今西紅雪(音楽家・翻訳家)


by soundquest
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9.29(土) 観 光 地 第1回:重要文化財京都府庁旧本館正庁

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AKITO SENGOKU presents "数時間だけの展覧会"
観 光 地 -第1回:重要文化財 京都府庁旧本館 正庁
~A few hours EXHIBITION "The Place for Lightseeing"~

会 場:京都府庁旧本館 2階 正庁 http://www.pref.kyoto.jp/qhonkan/
〒602-8041京都府京都市上京区藪之内町下立売通新町西入

会 期:2012年09月29日 (土)
時 間:開場 16:30 / 開演 17:00 / 終了 20:00
入 場:前売 / 予約. 2,000円 当日. 2,500円 小学生以下. 無 料
イベント詳細:http://akitosengoku.blogspot.jp/p/place-for-lightseeing.html

出 演:
藤田陽介 Yosuke Fujita [music]
http://fujita-yosuke.moo.jp/

今西玲子 Reiko Imanishi [music]
http://soundquest.exblog.jp/

江南泰佐 Taisuke Enami [music] × SOUP [dance]
http://www.myspace.com/enamitaisuke
http://odoru-soup.com/

須田宣人 Nobuto Suda [music] × ieva [music]
http://nobutosuda.org/
http://www.ieva-li.net/

仙石彬人 AKITO SENGOKU [TIME PAINTING, visual]
http://akitosengoku.blogspot.jp/

-ACCESS-
《電 車》
京都駅から市営地下鉄烏丸線「丸太町」下車。そこから徒歩10分。
または二条駅から市営地下鉄東西線乗車、「烏丸御池」で烏丸線に乗換え「丸太町」下車。そこから徒歩10分。
《バ ス》
三条京阪から10系統、京阪神宮丸太町から93系統、202系統、204系統、「府庁前」下車。そこから徒歩5分。
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会場には駐車スペースはありません。公共の交通機関にてご来場ください。
自転車でご来場の際は、府庁敷地内の来場者用駐輪スペース(旧本館 東側)をご利用ください。
※ 当日、土曜日のため正門 (下立売通側) は閉じています。東門 (新町通) から府庁敷地内にお入りください。

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AKITO SENGOKU presents
A few hours EXHIBITION "The Place for Lightseeing"
at Kyoto Prefectural Office Central Area 2F "SEI-CYO"
Shinmachi Nhishi-iru, Shimotachiuri-dori, Yabunouchi-cho, Kamigyo-ku, Kyoto, 602 8041 JAPAN
2012.09.29 (sat) OPEN 16:30 / START 17:00 / CLOSE 20:00
Entrance fee : Adv. 2,000yen / Door. 2,500yen / Children. FREE (Under elementary school age)
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京都府庁旧本館について
京都府庁旧本館は京都市上京区にあるルネサンス様式の建築物。京都府の技師も務めた松室重光の設計により、1904年 (明治34年) 竣工。かつては京都府庁の本館として使用されていました。現在も国の重要文化財でありながら、執務室や会議室として使用されており、創建時の姿をとどめる現役の官公庁建物としては日本最古のものとなっています。

ご予約について
ご予約のお客様は、件名に【観光地 第1回 : 京都府庁旧本館 予約】と明記し、本文にお名前・ご予約枚数・連絡先 (電話番号・メールアドレス) をお書き添えのうえ、下記アドレスまでメールにてご連絡ください。(●を@にかえてください)
【予約受付】:theplaceforlightseeing●gmail.com
※ 注:メールアドレスは読みにくくなっております。お間違いのないようにお気をつけください。
なお、ご予約されたお客様は当日受付にてスタッフまでお名前をお申し付けください。

注意事項・お願い
■入退場について
開演後も入退場は可能です。また、パフォーマンス中の入退場も可能ですが、鑑賞中のお客様にご迷惑がかかならいようにお願いします。

■飲食について
パフォーマンス会場となる旧本館 正庁内は飲食禁止となっております。また、パフォーマンス会場内でのフード・ドリンク類の販売はありません。旧本館内または中庭(ベンチがあります)にて、ご持参されたものを飲食していただくことは可能です。会場となる京都府庁旧本館は、国の重要文化財にも指定されている貴重な建築物です。綺麗な状態でいつまでも残せるように、ゴミなどはお持ち帰りいただくようお願いします。

■喫煙について
パフォーマンス会場内および、旧本館内は禁煙となっております。会場でのおタバコはご遠慮ください。また、旧本館内には喫煙スペースはありません。喫煙は、隣接する京都府庁1号館1階にある来場者用喫煙スペースにてお願いします。

■お子様の入場について
小学生以下のお子さま(要保護者同伴)は入場無料となりますが、同伴する保護者の方は有料となります。また、会場内に設置しているプロジェクター・楽器・音響機材類には高額なものも含まれております。お子様がお手を触れることのないようにお願いします。

-STAFF-
音 響:ryotaro [UrBANGUILD]
広 告:山田卓矢 / 仙石彬人
主 催:仙石彬人 AKITO SENGOKU
協 力:UrBANGUILD アバンギルド http://www.urbanguild.net/
-INFORMATION-
お問い合わせ:theplaceforlightseeing●gmail.com (●を@にかえてください)


(以下、企画者の仙石さんからのメッセージです。)
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観 光 地 について

観光というコトバが、もう長いことずっと気になっていた。英語では"sightseeing"と訳されるが、漢字の意味をそのまま英語に置き換えると"lightseeing"になる。光を観るということ。僕がずっと続けているライブ・パフォーマンス"TIME PAINTING"も、投影された光を観るということが作品になる。

観光の語源を調べてみると、元々は中国の古典「易経」の中に出てくるらしい。その中には、「観国之光=国の光を観る」と書かれていたそうだ。ここで言われている「光」とは何なのか。ちょっと調べてみたらややこしくなりそうなので、学術的な見解はここでは省かせてもらう。気になる人は調べてもらったらいいが、現在日本で使われている観光の意味は近年になってからのものであり、もともとの意味とは少し変わってしまっているようだ。

個人的な見解。本来の「光=コウ」には、光景、風景、景色といったような視覚的な「情報」だけでなく、そこを訪れた人だけが感じることができる人間の感情、感覚的な意味合いが含まれているように思える。そこで見たものだけでなく、漂っていた匂いや、聞こえてきた音。もっと言えば、出会った人、食べたもの、その地で思ったこと。それは、自分の日常生活から離れて、他所の日常に触れること。そういった事象を、「光」という捉えどころのないコトバに置き換えたのではないかと思っている。曖昧で実態はないけれど、さまざまなイメージを想起させるコトバ。そこにはまた、その場所でしか見れないという、瞬間的だけど強烈な存在感がある。

この企画では、各地でその場所の要素とコラボレートすることで、普段自分が出演している「ライブのための空間」でのパフォーマンスとも違ったことができるのではないかと考えた。そこにしか存在しない、擦れ違いのように現れて、また消えてしまうもの。

第1回目を開催するにあたって、いま自分が住んでいる街、京都がちょうどいいのではないかと思った。会場は、京都府庁旧本館。すぐに思いついた。以前、別のイベントで出演させてもらってからずっと気になっていた大好きな場所。時々、空間から音やイメージを想起することがある。今回出演をお願いした方々は、旧本館 正庁で鳴っているはずの音を出せる人ばかりです。

いまは観光地に住んでいる。まずは観光地に観光地をつくる。ここをはじまりに、いろいろな場所で、まぼろしのようにあらわれる観光地をつくれたらいいなぁと思っている。

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2012年09月29日土曜日。新しい企画が、ゆるやかにはじまります。その名は「観光地」。自分でも不思議な名前をつけたなぁと思います。しかし、今の自分にとっては最新の鮮度みなぎる魅力的なコトバ。それが「観光地」。

「観光地」とは何なのか。タイトルにもあるように、それは「数時間だけの展覧会」です。光を使ったヴィジュアルによるライブパフォーマンス "TIME PAINTING"と、ある時間のあいだ、その場所・そこの空間がコラボレートするということ。もちろんそれは、毎回LIVEをするたびに同じことが言えるわけですが、もう少しちがったカタチで何かできないだろうか。それはずっと考えていたことのうちの一つでした。

観光では行き先が重要です。どこへ行くのか。いつ行くのか。そこには何があるのか。自分が住んでいる場所から離れて、季節と時間をある程度気にしながら、あるようでないような目的のために家を出る。そして大事なのが、また家に帰ってくること。つまり、日常から離れて、非日常に触れること。そして、また日常に戻るということ。これは、アート、音楽、ダンスなど芸術全般に言える大きなテーマであり、僕がもっとも関心のある事柄の一つです。

もっと広く考えると、それは、おいしいご飯を食べに出かけたり、久しぶりの友達にあって何時間も話をしたり、キレイな星空を眺めたり、ふと見つけた夕焼けに感動したり、雨に濡れてキラキラ光るクモの巣を面白がってボンヤリ眺めてしまうようなこととそんなに変わらないのではないかと思っています。後半、乱暴な私的感覚が少々混じってはいますが…。(そう言えば、Wikipediaの「観光」のページが面白い。『家事・帰省、業務、その他を除いた旅行が「観光」である。』と書いてある。深い。)

この企画「観光地」も場所が重要になります。
どこでやるのか。いつやるのか。そこには何があるのか。

第1回目は、今年の03月25日に"ECHO TOUR 2012"の企画で、山本精一さん、西 滝太さんとご一緒させていただいた場所、京都府庁旧本館 正庁で開催することになりました。観光都市でもある京都の中心にある場所。そして、共演者の皆さんも旧本館の魅力的な建物に相応しい、素晴らしいミュージシャン、ダンサーの方々にご出演頂けることになりました。今回は、正庁の空間にインスピレーションを受け、自分がそこで観たいと思った皆さんに声をかけさせて頂きました。天井が高く、床には赤いフカフカの絨毯が敷かれていて、ヨーロッパの要素と日本の要素が入り混じった独特の建築様式。そんな空間にぴったりな人ばかりです。

「観光地」をつくるということ。重要文化財でもある旧本館の建築を堪能してもらうだけでなく、その特別な空間を使って何をするのか。今回は、フカフカの赤い絨毯に座って、みんなでのんびりと贅沢な時間を過ごしてもらえればいいなぁと考えています。夕暮れから日が落ちるまでの少しのあいだ、時間の移ろいとともに音楽とダンスと、TIME PAINTINGの光を観る。そんな夕べ。まさに観光気分で出かけていただければ嬉しいです。

… 展覧会と言いながらも、当たり前のように音楽家やダンサーが登場して、TIME PAINTINGとコラボレーションをして、LIVEをする。「なんだ、いつものイベントと一緒じゃあないか」と思う人がいるかもしれません。でも、この企画を考えるにつれて、何時にそこに行っても当たり前のように会場に作品がある展覧会ではなくて、「モノのようにコトがそこに在る」という、フト見逃してしまうようなすごく短い展覧会というものがあってもいいんじゃないかと思ったのです。自分が"PAINTING"をしている以上は。


仙石彬人 AKITO SENGOKU

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出演者紹介:
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藤田陽介 Yosuke Fujita [music]
広島県尾道市生まれ、香川県出身、神奈川県在住。鳥を師匠とする。クラシック音楽、ジャズ、民族音楽、ノイズや様々なサウンドスケープの影響を受け、独自の音楽方法を追求。2009年、空想を具現化した完全自作のパイプオルガンを製作。自作楽器「11's Moon Organ」(和名/管鳴-くだなり-)である。ふいごから何まで一人自宅にて作り上げ、風箱には8個の石が置かれ、その風圧により11本のパイプを鳴らす。鍵盤が無い全く独自の構造によるドローンサウンドである。手作業によるパイプのいびつさから生まれた複雑な空気により、多種多様な響きが聴こえてくる。
ふいごを動かし続けるその演奏姿は「音楽家」というより「農夫」のようであり、一度みたら間違いなく忘れないだろう。楽器そのものの音量は実に小さいものだが「場を鳴らす」特性があるため、その空間によって大きく響きが変化する。この楽器の小さな響きに耳を澄ますことで「音」という世界の可能性を体感することができる、この世に一台限りの空想楽器である。

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Reiko Imanishi × AKITO SENGOKU LIVE at "Velvet Moon vol.58" UrBANGUILD, Kyoto Date : 2012.07.06 Photo : AKITO SENGOKU
今西玲子 Reiko Imanishi [music]
幼少より箏に親しみ、20世紀末のロンドンで箏とエレクトロニクスを用いたパフォーマンスを始める。あらゆる楽器、ダンサー、アーティスト等との共演を通し、現代ならではの出会いにより箏の様々な音色を引き出し拡張する試みを続けており、箏奏者としては異例のSonar Sound Tokyoに出演するなど、伝統の上に立つ革新性が注目を集める。寺社での奉納演奏から即興演奏まで、独特の清澄な音色は内外で好評を博している。
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江南泰佐 Taisuke Enami [music]
1998年にRadio DJとして音楽のキャリアを本格的にスタートする。その後、現在はPARAやBONOBOSで活躍する才人たちが集ったメロウDUBバンド "hawaii1200" で2003年にCDデビュー。mao, tarpop, etc.といったレーベルのコンピレーションなどにも参加しながら、ソロとしてはエマーソン北村、クラムボン、朝日美穂、small color、へきれき、Paul Galang、イルリメ他といった国内外の素晴らしいアーティスト達とのセッション、ライブ・サポートなどを開始。
2007年夏に初めて海外バリにてmelodicaの独奏パフォーマンスを経験。2008年12月03日に初のソロ作品をリリース。2009年からは新たにラジオ番組「オトダマラジオ」のDJもつとめている。以降Franz、Hautzinger (オーストリア)、Isabelle Duthoit (フランス)といった海外のミュージシャン、即興演奏のジャンルで活躍しているミュージシャン達とも共演、コンテンポラリーダンスへの楽曲提供、イラストレーターの個展用音楽提供、京都造形芸術大学映画学科への作品提供、フィールドレコーディング素材だけのライブ、音楽トークライブの開始、新聞にエッセー連載などいろんな音楽活動を展開している。
映像との即興演奏、現場で録音したField Recording素材とmelodica, pianoのセッションといった演奏活動を展開。スクウェアなビートに頼らない大きなグルーブ感と独特のアンビエント感覚が特徴。「心地よい空腹感までも感じる幸せ」と言われる。

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SOUP (Cana, Showchin) [dance]
日常にある様々な質感を踊りに....というコンセプトのもと、質感を重視した独自の世界観を踊る。バレエ、ストリートダンスなどの様々なジャンルを経て、2009年より活動をはじめる。主な活動として即興を主軸としたパフォーマンス、プロデュース公演やLIVEでのミュージシャンとのセッション、clubでのshow、舞台作品への出演などジャンルを超えて幅広く活動中。

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須田宣人 Nobuto Suda [music]
1985年生まれ、京都在住音楽家。幼少の頃は画家を志望。13歳より音楽制作を始める。
Ornette Colemanの"Dancing in Your Head"を好んでいた影響から10代をノイズ / 実験 / 即興音響に傾倒して過ごす。20歳の時にmirror "Viking Burial For A French Car"を聴いたことをきっかけにドローン音楽の制作を始める。
2009年より演奏活動を開始、京都を中心に月1〜4回の演奏と、hakobune氏と共同で京都法然院、永運院などでのイベント企画も行う。2010年よりギターを多重加工して制作したアンビエントドローン音楽作品を日本 / UKを中心とした複数のインディペンデントレーベルより作品を発表する。
2012年より演奏活動と創作を通した経験からPCによる音響加工を用いた表現を停止し、現在自作音響装置の製作とそれを用いた創作を行っている。

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ieva a.k.a Samuel André [music]
フランス出身、1978年生まれの音楽家 / 作曲家 / 映画作家。2000年からコンピュータ・インターフェイスのデザイン研究を開始し、子供の即興演奏のためのインターフェイスの開発など、コンピュータを使った表現領域にフォーカスしながら、音楽と映像に関するクリエイティブな活動を続けてきた。ソロのieva名義では詩的なマルチメディア表現や実験的な映画作品の制作を行い、2002年にthe Aquitain Film Music Competitionの実験映画部門にて初受賞、音楽のライブ・パフォーマンスも同年より開始する。2008年にはアメリカ・ニューヨークのAnticipate recording、同じく米シアトルのand/OAR、フランス・ストラスブルグのla p’tite maisonなどの音楽レーベルから音源を発表、最近ではミニ・アルバムをポルトガル・リスボンのTest Tubeよりリリースした。ライブパフォーマンスでは、フィールドレコーディングの素材を用いた即興演奏によりイマジナリーな世界を展開している。

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仙石彬人 AKITO SENGOKU [TIME PAINTING, visual]
1983年 静岡県浜松市生まれ。京都市在住。モノではなくコトを重要視し、光や反射、影などの視覚的なイメージを素材に、インスタレーション作品の制作を行なう。
2004年より「時間に絵を描く」ことをテーマに、OHP(オーバーヘッドプロジェクター)を用いたヴィジュアルによるライブパフォーマンス「TIME PAINTING」をはじめる。宇宙や空、または細胞の世界を覗きこんだような抽象的なヴィジュアルイメージは、カラーインクやオイル、水などの液体を使ってその場で即興的に作られ、投影されている。
最近では3台のOHPを同時に操りながら、光を演奏するかのようなパフォーマンススタイルに変化、レイヤー状に重なった光のイメージは、より緻密に複雑に進化し続けている。
ミュージシャン、 ダンサー、舞踏家など様々な分野の表現者とコラボレートを繰り返し、流れていく夜にひと時のまぼろしのような時間を浮かびあがらせている。2010年には、ギタリスト / コンポーザーの六弦琴とともにスウェーデン、ノルウェーを巡る北欧ツアーを実施。2011年からは京都 UrBANGUILDにて自主企画イベント"SENGOKU night."を開催。
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by soundquest | 2012-09-12 01:26 | concert | Comments(0)