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SOUND QUEST by 紅雪(Kohsetsu)

今西紅雪(音楽家・翻訳家)


by soundquest
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謹賀新年。

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お正月皆様いかがお過ごしですか。
12月26日に近江楽堂で年に一度の自主企画公演SOUND QUEST2016『果月の瞬き』を終え、この年末年始は1月4日からスタートする約一ヶ月のフランスツアーの準備に備えて、実家に帰らずに初めて東京の家で過ごしています。

2016年はずっとお正月太りと言っている間に、いつになく瞬くように過ぎました。改めて、昨年ご一緒してくださった皆様、応援してくださった方々にお礼申し上げます。素晴らしい共演者の皆様と箏という楽器で共に創り出すことができた世界は、どれも唯一無二のかけがえの無いものに思え、また今年チャレンジを続けより深く追求してゆければと願っています。



今回のSOUND QUESTは大変なこともありましたし、私自身の課題は沢山ありますが、そうした出会いや経験を経て、これまでで一番私が今届けたい世界を理想的な形で届けることができた気がしています。
近江楽堂のドーム型の天井に植物の蔓が伸び、やがて蕾がほころぶ様子や、龍と鳳凰が舞踊る姿を見たといったご感想をたくさんいただいて、今回もし笙が居なかったらどうだったか、大塚さんでない笙の方にお願いしていたらどうなっていたか、そうしたいくつかのバージョンを想像し、やはり一期一会の奇跡を感じずにはいられません。しかし、主催者としてはそうしたいくつものバージョンを心の片隅に準備しておくことも大切なのだと知りました。
コンサートの最後『秘色の雨』は私がまだ笙と出会う前に作った龍と鳳凰の物語をベースにした曲で、「君の涙水面を打てば秘色の雨を降らせ鳴く」という龍神が現れる様子を歌う時、ああ私が泣いていたら龍神が奇跡を運んでくれたのかなと、コンサートを無事終えられる嬉しさと共に涙が箏にもう少しで落ちそうになりました。あの時、行川さんの滋味溢れる歌声とたおやかな鳳凰を得て、箏がとても喜んでいた、そんな音の舞だったと、振返っています。

これからこの箏を携えて初めての長期海外ツアー、これまた初めて国際交流基金からの助成もいただくことになり、皆様の税金を使わせていただくからには、また色々なことがあるかもしれませんが、きっと良い形でご報告できるよう行ってきます。今回のツアーは昨年日本で滞在制作した仏ユニットRhizottomeが今度は私たちを彼らの地元Poitiersに呼んで共同制作を続けたいということでナショナルシアターと契約し滞在制作、コンサートを行うというのが主な目的で、その後以下の日程でOrléans、Lyon、Parisと巡ります。自分で言うのもなんですが、本当に凄い作品になっていますので、現地にお友達がおられたらぜひお知らせいただけると嬉しいです。
滞在中に『庭師の夢』チーム、Rhizottomeと仙石彬人君とのコラボレーションアルバムがリリースされたり、公演の様子等もまたオフィシャルページでご報告していきたいと思います。

長くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願い致します。
帰国後になりますが、みなさんと新年またお会いできることを楽しみにしています。

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庭師の夢 - niwashi no yume - The gardener's dream
will be in France in JANUARY !
12th : TAP - Théâtre Auditorium de Poitiers
13th : Théâtre d'Orléans
20th : Bal à Lyon
26th : Le Triton, Paris Lilas

This visual concert was born from the collaboration between Matthieu Metzger (sopranino sax), Reiko Imanishi (koto), Armelle Dousset (accordion) and Akito Sengoku (Time painting).

Here is the teaser of the performance, edited by Masaki Yanagida :



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by soundquest | 2017-01-02 16:53 | 日々のこと | Comments(0)