ブログトップ

SOUND QUEST by 紅雪(Kohsetsu)

今西紅雪(音楽家・翻訳家)


by soundquest
プロフィールを見る
画像一覧

新しい糸と植物文様

d0178257_21232353.jpg

一昨日、豊洲シビックセンターホールにて藤枝守さんと。
サラ・ケイヒルピアノリサイタル『植物文様を弾く』を聴き、サラさんもおっしゃっていたように、植物文様は純粋にエコロジーや自然について感じさせてくれる、いまこの時代に必要とされているものだと感じる神聖な時間をいただいてきました。
これについてはまた改めて書くとして。

昨年のSOUND QUESTに大阪からお越しいただいた中川楽器制作所のコウスケ君が、ぜひ植物文様のコンサートを彼が設計した琵琶湖の畔にあるエオリアンハープが埋め込まれた教会でしてほしいとのことで、この夏滋賀を訪ねました。その時にご紹介いただいて訪ねた糸屋、丸三ハシモトさんで響きが澄んで柔らかい素敵な糸に出会いました。
この度東京でその糸を扱っておられるお琴屋さんにお越しいただき、新しい糸に張り替えることができました。今までと全然違う素敵な音で、きっと求道会館の響きとよく馴染むのではないかと、初お披露目がとても楽しみです。

そんなこんなで、SOUND QUESTは毎年お越し下さる方のご縁の数珠つなぎのように展開しています。
毎年不思議とこのタイミングで次のテーマが浮かぶのですが、昨日きちんと浮かびました。明日はどんな一期一会となるでしょうか。
お越し下さる皆様、結構冷えるかもしれないので温かくしてお越し下さい。お会いできるのを楽しみにしています!

Kosuke Nakagawa 丸三ハシモト株式会社

明日のオープニングで一片演奏させていただく《植物文様第11集》についてご紹介します。
現代音楽作曲家のマエストロ、藤枝守氏が1998-99年に箏と笙のために書かれた作品で、「プラントロン」と言う装置で植物の表面を流れる微弱な電位変化を測定して音に変換したものを元に、藤枝さんがMAXと言うプログラミング言語を使って作曲されたものです。
こう書くとどんな無機質な音楽なのだろうと思われるかもしれませんが、これが実に美しく、植物の静謐な息吹が聴こえるような不思議な魅力をたたえた曲なのです。
演奏する度に「訪れたことがないのに懐かしいどこか」にいるような感覚がふと訪れます。きっと聴かれる方それぞれにもそんな瞬間がやってくるのではないでしょうか。
昨年のSOUND QUESTでの出会いから今年幾度となく演奏することになったこの曲を箏ソロとして少し奏でてみます。
ゆっくりと求道会館の響きに耳を開いていただくのにとても良い小曲です。
写真は一昨日豊洲シビックセンターホールにて藤枝さんと。サラ・ケイヒルピアノリサイタル『植物文様を弾く』を聴き、サラさんもおっしゃっていたように、植物文様は純粋にエコロジーや自然について感じさせてくれる、いまこの時代に必要とされているものだと感じる神聖な時間をいただいてきました。
藤枝 守 (Mamoru Fujieda) 
d0178257_19061215.jpg

いよいよ明日、メンバー一同皆さんとお会いできるのを楽しみにお待ちしています!箏ソロ曲のご紹介しかあえてしませんでしたが、明日は他にもお聴きいただきたいデュオ、トリオ曲がたくさん、珠玉のプログラムになっています。
それはご来場いただいた方へのお楽しみということで!^^
求道会館は古い建物ですので、念のため温かくしてお越し下さい😊

[PR]
by soundquest | 2017-11-30 21:24 | concert | Comments(0)