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SOUND QUEST by 紅雪(Kohsetsu)

今西紅雪(音楽家・翻訳家)


by soundquest

6/11(土)series “EXISTENCE” vol.66 - resonance beauty 12 -

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初めてFUKUGANさんで演奏させていただきます。
林さんは最近ベースではなく音響ノイズのようですが、
東京から鈴木さんの不思議なデバイスサウンド、
磯端さんの研ぎ澄まされたギターサウンド、私の琴の音、
そして存在感の美を表現し続けるダンスのヤンジャ!
とても楽しみにしています。
組み合わせは下記の通りです。
梅雨空模様のようですが、ぜひ私達の視覚音響空間を味わってみてください。

(1st : 19:30~)
今西 & 林 Duo
Yangjah & 磯端 Duo
鈴木 Solo
(2nd : 20:45~)
林 & 磯端 Duo
Yangjiah & 今西 & 鈴木 Trio

   □■ 2011年 6 月 11 日(土) □■

     series “EXISTENCE” vol.66
   - resonance beauty 12 -

☆ 林 堅哉 (feedback noise,etc.)

☆ 今西玲子 (koto)
  http://www.myspace.com/reikoimanish
  http://soundquest.exblog.jp/i0/

☆ 鈴木学 (electronics)
  http://www.geocities.jp/ijnsz/index.html

☆ Yangjah (dance)
http://emptybody.exblog.jp/

☆ 磯端伸一 (guitar)
  http://www.myspace.com/isohata
  http://blog.livedoor.jp/abstsi/  

* 19:00 open / 19:30 start
* charge 1,500 yen (including 1drink)

◎ FUKUGAN GALLERY http://fukugan.net/
  gallery hour /1pm - 7pm Closed/SUN,MON,TUES
542-0086 大阪市中央区西心斎橋1-9-20 4F
電話/ファクシミリ 06-6253-3266
1-9-20 4F Nishishinsaibashi,Chuo-ku,Osaka-city , 542-0086 Japan
phone/fax +81(0)6-6253-3266
MAIL info@fukugan.net

■ 林 堅哉 Kenya Hayashi (feedback noise,etc.) ■
1995年頃よりギター/ディレイループによる即興演奏活動を開始。
2003年より即興演奏イベント「駅前複眼」に参加。
同年、林常哉(bass)との即興ユニット「TWIN GEAR」を結成(現在活動休止中)。
その後ベースギターに転向するも、2008年演奏活動休止。
2011年、エフェクターのフィードバックノイズを駆使したスタイルで対外的な演奏活動再開。

■ 鈴木學 manabu suzuki (electronics)■
http://www.geocities.jp/ijnsz/index.html
プロフィール
2000年、エレクトロニクス技術を用いた自作楽器等の設計制作、それを使った即興演奏等の活動を開始。今井和雄トリオ、RGBなどで活動中。アナログ発振器、デジタル音源、マイコン、MIDI、無線機器、映像信号を応用した作品を制作。音楽家らかの受託制作も行う。

■ Yangjah (dance) ■
http://emptybody.exblog.jp/
日本生まれ 大阪暮らしのコリアン・ディアスポラ アーティスト・ダンサー。日本のアジアにぽとんと生まれ旅の途中、からだと呼吸にバッタリ、道草してると舞踏が歩いてきた。即興ダンス、ことば、映像、そしてインスタレーションが、からだを通ってやってくる。空っぽなカラダから満ちあふれてくる瞬間のつらなりをみつめつづける。

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今日のFUKUGANはなかなか充実でした。
どのセッションも良かったのですが、鈴木氏のソロでの顔面演奏は本日のハイライトでした。とても感度の良い装置は氏の表情筋の動作をも読み取り、かなり遠くから口をパクパクするだけで反応が・・・amazing!かつfunnyなパフォーマンスに笑いをこらえるのに必死なお客さん。。
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FUKUGANの響きがとても良くて、箏はマイク無しでコンクリ直置きが効果的だった。
箏の胴を軽く叩くと太鼓のように良く鳴るのだ。
今まで眠っていた新しい何かが目覚めてしまった。そうかこんな表情もこの子にあったんだ。
林氏とは心地よいドローンで繊細なセッションに。
私はやや凡庸感があったが、聴いていた人から、ぎゅっと胸にこみ上げてきた、とても良かったとすぐに言ってもらえてほっとする。
林さんと磯端さんのセッションは初めて聴きましたがかっこよかった。
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後半、鈴木氏の天井から吊るされた五個の作品にYangjahが干渉することで生まれる電子音とのセッションは、これまでに経験したことの無い感じでかなり面白かった!
鈴木氏は一切動かず最後に電源を切りに来てくれる(じゃないと音が止まらない)とのことだったけど全然来てくれなくて終わり方が難しく、すごく長くなったけど。
というか私が止めれば良かったのですが、何か魔術的なものがあったんですよ、、、
やんぢゃも普段モノとはセッションしないようにしてるけど、今日のは面白かったと。
もっと単調ですぐ飽きるかと思ったら、身体の動きと様々な反応の仕方をしていて、
どうリンクしてるかは不明ながらちゃんとセッションが成立した。
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基本五つの作品の互いのフィードバック音なんだけどYangjahが回ると音も回ってたり、裸足で床を踏むのと同じリズムが出てた場面もあった。
本当はずっとあの壁の扇風機をつけてやる~と企んでたのだけど、コンセントの差し込み口が壁になかった、、どういうことですか、、、でも私も演奏をしながら少し干渉したり回したりできて楽しかった!
鈴木氏は明日また違う機材でされるそうですよ、関西の皆様ぜひ。
ところで、その日はアメリカ村の喧騒と階下のライブ音がダダ漏れという状況でしたが、
幸い私と林さんとのセッションの時はそれほど気にならず、ベース音も自分たちの演奏に取り込むように進み、私たちが演奏を終えるとなんと全くの異空間から温かい歓声と拍手、、ミラクルシュールなハプニングでした。。
帰ってきてこれを見て、あの音と歓声はデモのアフターだったのかもと切なくなった。
6・11大阪デモ
デモの日はいつも自分はライブ。

写真:倉本 高弘
by soundquest | 2011-06-01 20:37 | concert | Comments(0)