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ZIPANGU-31人の気鋭作家が切り拓く、現代日本のアートシーン。-

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現在東京日本橋高島屋にて開催中の『ジパング展』にて、山本太郎氏がニッポン・ガールズをモデルに描いた二曲一双屏風『花下遊楽図』が展示されています。
私はたまたま東京滞在中だったので5日の太郎さんトークショーへ行くことができました。
それにしてもさすがお喋りお上手!でとても楽しく拝聴。
漫談風作品解説中には、今日実は会場に朝顔さんが来られてます~と紹介いただき「似てる~」とのお声頂戴。京都のイムラアートギャラリーの時はかんざしの位置が反対だと突っ込まれたので、今回は同じように挿していきました。
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なんとミニ屏風やクリアファイル、ポストカード、ぽち袋などのグッズも出ています。
ガールズの先陣をきってゲット。
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個人的には『隅田川桜川』の作品秘話にぐっときました。
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一方はハッピーエンド、他方は悲劇。時を超えた二つの能のストーリーが山本氏によって二曲一双となり、深い親子の因縁、サガを見事に印象付ける作品。静かな画ながら、バン、バンと二つの力強い構成で「ひと目」でゾッとするほど悲喜こもごもの人間の感情を表することができる情報伝達の術、日本画って、能ってすごいものだと感銘をうけました。またこの二枚は左右を入れ替えて配すると、二人が中央で揃うよう、うまく繋がるように描かれているなんてなんとも心憎い。

時間がないので割愛しますが、展覧会は今年最大の現代日本のアーティスト・ショウケースのひとつで、作家の代表作から新作まで、バラエティー豊かで見応えある大作も並びます。デパート・ミュージアムという日本独特の形態を選んでの開催も、ニッポン美術的、見本市的企画の性質とも抜群に相性が良いように思います。
一点難をあげるとすれば、トークの真横で流れる音楽が耳について思考を邪魔して仕方なかった。個展ではなく、こうしたグループ展での音の扱いについては散々問題になっているけれども。音が悪いわけではなく、作家本人がつけた音ではないので、あまり必然性が感じられず、しかしあくまでもそれはその作家の作品として展示されているところも、音楽家としては妙にひっかかるのだった。私はあの作品のふわっとした雰囲気を無音でも楽しんでみたいと思った。すると印象は油絵と水墨画ほどに変わってしまうかもしれない。
東京は6月20日までですが、9月10月に大阪、京都高島屋でも巡回しますのでぜひお運びください。

http://zipangu.org/
展覧会キュレーター
三潴末雄(ミヅマアートギャラリー ディレクター)
企画プロデュース
井村優三(イムラアートギャラリー ディレクター)
展示構成
仲世古佳伸(NAKASEKO ART / アートディレクター)
参加アーティスト
会田誠、青山悟、池田学、石原七生、上田順平、O JUN、岡本瑛里、風間サチコ、樫木知子、熊澤未来子、鴻池朋子、近藤聡乃、指江昌克、染谷聡、棚田康司、束芋、天明屋尚、南条嘉毅、藤田桃子、町田久美、三瀬夏之介、宮永愛子、森淳一、山口藍、山口晃、山﨑史生、山本太郎、山本竜基、吉田朗、龍門藍、渡邊佳織
協力ギャラリー
imura art gallery、Ota Fine Arts、ギャラリー小柳、西村画廊、ミヅマアートギャラリー、無人島プロダクション、
ユカリアート・コンテンポラリー
協力コレクション
高橋コレクション、東京コンテンポラリーアートアクションクラブ、熊本市現代美術館、高崎市美術館(I氏コレクション)、個人コレクターの皆様 (順不同)

入館料(税込)
一般=800円
大学・高校生=600円
開館時間
ご入場時間=午前10時-午後7時30分(8時閉場)
ただし、最終日6月20日(月)は午後5時30分まで(6時閉場)
※会期中無休

【 大阪会場 】
大阪髙島屋7階グランドホール
2011年 8月31日(水)~ 9月12日(月)

【 京都会場 】
京都髙島屋7階グランドホール
2011年 9月28日(水)~ 10月10日(月・祝)
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by soundquest | 2011-06-18 05:11 | お知らせ | Comments(0)