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SOUND QUEST by 紅雪(Kohsetsu)

今西紅雪(音楽家・翻訳家)


by soundquest
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meeting with Jazztronik/『N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅』

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had a great meeting with Jazztronik (Ryota Nozaki) in Roppongi for our future collaboration, I'm really happy to work with him who has been created so many beautiful sounds.
After, I enjoyed the exhibition "N.S. Harsha: Charming Journey" at Mori Art Museum. you shoud visit :)


木曜日はJazztronikの野崎良太さんと六本木でミーティングを。昔から大好きなサウンドを生み出し続けてこられたセンスの塊のような方で、本当にお会いできて嬉しかったですし、私たちにしか生み出せない音楽がきっと創れる!そんな未来が楽しみになるようなお話もたくさんできてとっても幸せです。

その後、ちょうど森ビルとミーティングがあった妹と『N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅』へ行く約束をしていたけど、彼女に別のアポイントが入ってしまったので一人で夜の美術館へ。

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ハルシャはマイスールという南インドの故郷で制作を続けているそうで、常にユーモアを忘れない作風や明るい色遣い、柔らかいタッチがやはり北ではなく南の人だなあと。昔私がインドを北から南へと旅した頃とはもう随分変わってるだろうけど、色んな格好をした人と動物や楽器、食べ物が混在し、宇宙と繋がっている彼の絵を見ていたら、10年20年では変わらないであろう彼の地の風土の熱や匂いまで感じられるようで、次第にテンションアップ。ひとつずつハマってしまって凄く時間をかけて眺めてしまいましたが、こういうのもお一人様ならではの自由です。

南インドのミールスから教育、哲学や社会問題といった森羅万象のテーマを彼の特徴といえる群像、反復と差異によって描く手法は私からするととても音楽的でもあって、そこはやはりポップで現代音楽的でありました。そして少し最近の母の作風と通じるものがあったので写真を送ってあげました。
そんなこととは別に、ポスターにも使われている「ここに演説をしに来て」という大作の前に置かれた椅子にはユーモアを感じました^^

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みんな座って何を待っているのだろう。これは私が演奏する時に見えていないお客さんの姿かもしれない、とも思いました。
観客ということについて、もうひとつ。この日の鳥肌ポイントは写真にもある日食が描かれた絵の前に立った時に訪れました(展覧会はフォトフリー)。
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鳥肌ポイントとは、コンサートやアートに触れる時間のある一点でふいに電気がゆっくりと全身を走るように、ゾワ〜っとベールのようなものに包まれる感覚のことです。これは感動したとかいう理屈を考える前に起こる、私にとっては神聖な体験です。それは自分が観客である時にはよく起こりますが、演奏している時には数える程しか体験したことがありません。無の境地で演奏できる機会というのはめったにないですしね。そういったことを私は観客になっていつも考えます。
一番好きだったのは写真にあげている『私たちは来て、私たちは食べ、私たちは眠る』の中の眠りを描いたもの。眠ることは宇宙と一体になること、という教えがあるそうで、他にもそのような作品がありました。大きな一枚の布に包まれて眠っている人たち、中には孤独そうな人もいますが、とても静かでおおらかで優しい作品です。
眠るときはみんなひとり。
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ここは夜22時まであいてるのが嬉しいですね。夜はほとんど貸し切りみたいにゆったりと鑑賞できて、おまけに無料で細野晴臣先生のお声が耳元でナビゲートしてくれるなんて、日常の贅沢な時間です。
興味を持たれた方はぜひ、6月11日まで。

http://www.mori.art.museum/contents/n_s_harsha/
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by soundquest | 2017-05-20 21:51 | 日々のこと | Comments(0)