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SOUND QUEST by 紅雪(Kohsetsu)

今西紅雪(音楽家・翻訳家)


by soundquest

12月14日 京都ブランチ松井山手オープン記念コンサート「庭師の夢」


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関西ツアー2日目の12月14日は、京都松井山手にオープンする商業施設「ブランチ松井山手」にて、フランスから来日するRhizottome+今西紅雪+仙石彬人の「庭師の夢」メンバーに笙の井原季子さんをゲストに迎えてのコンサートを開催させていただきます。


14時と18時からの二回公演(各30分程)、入場無料!タイムペインティングの仙石氏は夜の部のみ参加です。


2015年に出会い、2016年に京都、東京、そして2017年にはフランス公演を実現してきたプロジェクト、2018年にまた日本でこのような大切な場で演奏させていただけることになり大変嬉しいです。

今回はメンバーそれぞれと深い交流のある笙の井原季子さんとの共演が実現、きっと素晴らしいものになると思いますのでぜひお立ち寄りいただけましたら幸いです。


『庭師の夢』とは日本とヨーロッパの音楽や文化の根を刈り取り、新しい花を咲かせ、独自の美を生み出す意志を表します。ブランチ松井山手がこれから地域に根を張り、豊かな彩りと実りをもたらしてくれることを願って奏でたいと思います。


開設ホヤホヤのyoutubeチャンネルKohsetsumusicにteaserをアップしました。

これから少しずつこちらに映像作品もアップして参りますのでぜひ登録&チェックしてください。



『庭師の夢』プロジェクトについて
2015年より始動したフランス人デュオRhizottome(アコーディオン:Armelle Dousset、ソプラノサックス:Matthieu Metzger)と箏奏者の今西紅雪、ビジュアルアーティストの仙石彬人によるプロジェクト。Rhizottomeが箏の記譜法や古典曲、奏法等について学び、古典箏曲や互いのオリジナル曲を箏、アコーディオン、ソプラノサックスの編成に編曲したりヨーロッパ古典舞曲を取り入れたオリジナル曲を箏譜に変換する試みを行う。また百人一首に詠まれる日本の四季をモチーフにした楽曲を今西と共作、仙石は現地の植物用い、Time Paintingと呼ばれる独自の手法でサウンドと呼応するなど、共同制作を重ね、日仏の伝統音楽とオリジナルな世界観を融合させた新しいサウンドを生み出すことを目的とするヴィジュアルコンサートを行う。2016年Rhizottomeがアンスティチュ・フランセ東京、ヴィラ九条山、及び京都芸術センターの協力を受け再来日、東京と京都にて共同制作とコンサートを行う。この成果を元に、2017年1月にフランスの二つの国立劇場を含む4都市での公演を行い好評を博した(国際交流基金助成プログラムに選出)。
『庭師の夢』とは日本とヨーロッパの音楽や文化の根を刈り取り、新しい花を咲かせ、独自の美を生み出す意志を表します。

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Rhizottome リゾットム [アコーディオン, ソプラニーノ・サクソフォン]
www.rhizottome.com
https://www.youtube.com/watch?v=RRhcDTdt4_o
アコーディオン奏者のアーメルと、ソプラニーノ・サクソフォン奏者のマチューによるデュオ。Rhizottome とは薬草医を指す古いフランス語で「根 っこを断つ人」を意味し、ヨーロッパやアジアに根付いた伝統音楽を主題に、即興や様々な手法を取り入れながら全く新しい音楽に作り変えていく という意志を表す。ライブでは繊細で時にエネルギッシュ、甘く時にアグレッシブな音楽へと、瞬時に移行する。彼らの楽曲はヨーロッパの古いダ ンスミュージックがモチーフになっており、その独特の陶酔的なリズムと、どこか日本の子守唄にも通じるような懐かしいメロディーとで構成され ている。彼ら自身で構成された音楽は爽快で、挑戦的であり民族音楽の枠を越え、ヨーロッパの多くのフェスティバルに招聘されている。
Rhizottome はこれまでにも、日本国内でのツアーも数多く行なっており、日本の音楽家・ダンサーやオーディエンスとの交流を深めてきた。2015 年 9 月から 12 月にかけてレジデントアーティストとして、ヴィラ九条山(アンスティチュ・フランセ, 京都)にて滞在制作を実施。彼らのこれまでの日 本での活動を活かし、日本人ミュージシャンとの交流に由来するデュオ・レパートリーの作曲に取り組むプロジェクトを行なう。自分たちのレパー トリーと日本の伝統楽器とのフュージョンに関心のあった 2 人は、箏奏者や笙奏者とのコラボレートを実施、京都・大阪や東京でのコンサートを行 なった。その中で、箏奏者 今西玲子とのコラボレートが作品制作に発展し、ヴィジュアル・アーティストの仙石彬人を加え、本プロジェクト「庭 師の夢」に結実した。これまでに、ヴィラ九条山と京都アバンギルド(いずれも 2015 年)、アンスティチュ・フランセ東京(2016 年)にて公演を行なっ ている。
ARMELLE DOUSSET アルメル・ドゥーセ
アルメル・ドゥーセはダンサーにしてミュージシャンです。 舞台芸術の学士号を取得したあと、アンジェ国立現代舞踊 センター(CNDC)の教育プログラムに登録し、ダンスに関 する彼女の実践と考察を育むことになる数多くの振付家 に出会いました。その中には、特にアラン・ビュファール とベルナルド・モンテがいます。これと並行して、ドゥー セはアコーデオン奏者としての活動も続け、サックス奏者 のマチュー・メッツガーと組んで、デュオ「Rhizottome リ ゾットム」の仕事を発展させています。
MATHIEU METZGER マチュー・メッツガー
マチュー・メッツガーは 16 年間に渡ってフィリップ・デ ィ・ベタのもとでサクソフォンを学んだあと、2003 年にポ ワティエ大学で音楽学の修士号を取得。2008 年にはルイ・ スクラヴィスのクインテットに入り、その後 2009 年には フランス国立ジャズオーケストラに入団しています。

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今西紅雪(箏、唄、作曲)
伝統の上に立ちつつも、独自奏法による豊かで静謐な響きを追求。 古典、現代音楽、即興、電子音楽、Jazzといった枠にはまることのない独自の世界観を描くように奏でる。自身の企画『SOUND QUEST』では 現代ならではの出会いにより箏の様々な魅力を引き出す試みを続けており、国内外のあらゆる楽器、ダンサー、美術家、映画、老舗企業とのコラボレーションも多数。ソロの他、様々なユニットでも活動し、伊勢神宮はじめ寺社での奉奏、学校公演等、幅広い演奏活動を行う。

近年はオリジナル楽曲の他、作曲家の藤枝守、薮田翔一、坂野嘉彦等の作品、委嘱作品の演奏にも取り組む。2017年にはフランス人デュオRhizottomeとヴィジュアルアーティスト仙石彬人と共に仏4都市で国立劇場二ヶ所を含む公演を行い大きな反響を得た(国際交流基金助成プログラム)。同年、今西玲子改め紅雪を襲名、Jazztronik野崎良太の音楽プロジェクトmusilogueよりリリースしたファーストアルバム『秘色の雨』は内外で高い評価を獲得している。2018年9月、NYより初来日したトランペット奏者Peter Evans、笙箏者石川高とのトリオで「Jazz Artせんがわ」他国内のジャズフェスティバルに出演し好評を博した。
http://soundquest.exblog.jp/


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仙石彬人 AKITO SENGOKU [TIME PAINTING, Visual]
1983 年 静岡県浜松市生まれ。京都市在住。2004 年より「時間に絵を描く」をテーマに、OHP を用いたヴィジュアルによるライブパフォーマンス"TIME PAINTING"をはじめる。宇宙や空、または細胞の世界を覗きこんだような抽象的なヴィジュアルイメージは、カラーインクやオイル、水などの液体 を使って即興的に作られ、投影されている。山本精一, ナスノミツル, Fernando Kabusacki, CINEMA dub MONKS, Shing02 ほか国内外のミュージシャ ンや、小野雅子, 鈴木ユキオのほかダンサーや舞踏家などジャンルを問わず様々な分野の表現者とコラボレートを繰り返し、流れていく夜にまぼろ しのような時間を浮かびあがらせている。国内各地でのイベント出演や、こども向けのワークショップ「じかんに絵をかこう」開催のほか、自主企 画イベントも多数行なう。パリの姉妹都市 京都で行なわれている日仏の現代アートを一晩中楽しめるイベント“NUIT BLANCHE KYOTO”に 2013 か ら 2015 まで3年連続で出演。また、"ODISHA BIENNALE 2013" (インド, オディシャ州)や"HI SEOUL FESTIVAL 2015" (ソウル市立美術館, 韓国)ほ か、これまでにスウェーデン、ノルウェー、台湾など海外のアートイベント、フェスティバルでもパフォーマンスを行っている。http://akitosengoku.blogspot.jp/
https://vimeo.com/akitosengoku


スペシャルゲスト 井原季子 (鳳笙)
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和歌山高野山の守護である丹生都比売神社にて巫女舞の修練中、笙と出会う。豊英秋 氏、東康弘氏に師事。日本の伝統文化と精神性、そして世界に根ざした普遍性を探求しながら宇宙の根源となる音の表現を目指すべく日々研鑽を重ねつつ、国内外・寺社仏閣での奉納演奏をは じめ、様々なアーティストとの合奏を行う。
https://www.tokikoihara.com/

*Rhizottome、井原季子、紅雪で15日、16日と京都フランスインスティテュートでの演奏もございます。
そちらも入場無料です。時間は夕方頃を予定していますが詳細決まりましたらお知らせします。
*なお、耳より情報として、早々にsold outした『庭師の夢・根無し草』のダブルCDアルバムを若干ですがリゾットムが持ってきてくれるそうです。未入手の方はぜひこの機会をお見逃し無く!






by soundquest | 2018-12-06 20:48 | concert | Comments(0)