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SOUND QUEST by 紅雪(Kohsetsu)

今西紅雪(音楽家・翻訳家)


by soundquest

6月3日(月) 古舘健+今西紅雪+糸魚健一@東京千駄木Bar Isshee


6月3日(月) 古舘健+今西紅雪+糸魚健一@東京千駄木Bar Isshee_d0178257_21450836.jpg

SOUND QUESTの翌日です。
というか裏SOUND QUESTと言いたいです。
京都から古舘健さんと糸魚健一さんがやってきます!
もうこれは祭りです。
お二人とは私が東京に越すまで過去にそれぞれデュオやグループセッションをさせていただいてきましたが、かなり久しぶりの共演です。
しかも東京でこの三人でのライブは超レアで、実現して本当に嬉しいです。
きっかけは、健さんの作品「Pulses/Grains/Phase/Moiré」がこの度
第22回文化庁メディア芸術祭にて大賞を受賞、
嬉しい知らせにtwitterでおめでとうと、久しぶりに健さんとのduoしたいな、誰か呼んでください、
と呟いたところ、俊足でBar Isshee(バー イッシー)のオーナー石田さんが「やりましょう!」と鶴の一声をかけてくださったという。
イッシーさんありがとうございます。
そしてせっかくなので京都電子音楽界の雄、糸魚さんにもお声かけてみたらお越しいただけることになりまして、なんだかとても贅沢なことに。

(twitter、呟くのを忘れるとしばらく帰って来れなくなるので一日ひと声を目標にたわいもないことを呟くようにしているのですが、すると偶々見た方から嬉しいお声がかかって嬉しいことが実現すること多々、凄い。
実は結婚もtwitterのお陰でできたのに時々恩を忘れそうになります。)

みなさま、せっかくの貴重な機会ぜひお越しください。ご予約はお早めに!
今年のSOUND QUESTは生音で究極の和アンビエントな世界を描きますが、
こちらは電子音響、ノイズ、サウンドアートといった実験的要素が強い、
箏によるメタル・マシーン・ミュージック。箏音はほぼしません。
箏の音をお聴きになりたい方はSOUND QUESTの方へお越しください。
2日連続ですがまったく被らない箏の表現として、
かつどちらも新たな挑戦になりますので両日お立ち会いいただければ嬉しいです。

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2019/06/03
(月)
【要予約】古舘健+今西紅雪+糸魚健一
東京 千駄木Bar Isshee
open 19:30 start 20:00
料金 投げ銭制(別途チャージ500円+ドリンクオーダー)
東京都文京区千駄木3-36-11
千駄木センチュリー21 B1F
(千代田線千駄木駅徒歩2分、団子坂下交差点すぐ 「千駄木ラーメンあさくら」の地下)


予約方法
* 予約受付メールアドレス:barisshee@keh.biglobe.ne.jp タイトルを「6/3予約」とし、
上記アドレスに氏名(フルネーム)と人数(最大2名)をお知らせください。整理番号を返信いたします。
予約は6月2日24時で締め切ります。
それ以前に定員に達した場合はその時点で予約終了となります。
メールにてご予約、整理番号順の入場となります。
携帯からメールされる方は、PCからのメールを受け取れるようにしておいてください。
なお事前連絡無しの無断のキャンセルの場合、今後の予約ができなくなる可能性もありますので、充分ご承知おきください。

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■古舘健+今西紅雪/ Kohsetsu Imanishi + Ken Furudate

箏とエレクトロニクスを用いた演奏を行い、様々なジャンルのミュージシャンらとの共演を通じ、箏の音色を引き出し拡張する試みを続ける今西玲子(箏)と、プログラミングをベースとしたサウンド・ビジュアリゼーション/ノイズミュージックの制作を行う古舘健(映像/Dub)によるデュオ・インプロビゼーション。箏によるメタル・マシーン・ミュージック。

Sonar Sound Tokyo 2011にて初ライブ。


『・・・箏(琴)とエレクトロニクスを操る新時代の箏奏者である今西玲子のライブを間近で体験する機会があり、今回の SónarSound Tokyo ではサウンド・ビジュアリゼーション/ノイズミュージックの制作を行う古舘健とのコラボで新たな試みを行うということで楽しみにしていたのである。箏の音といえばアンビエント的な世界や、オリエンタルな情緒を期待しそうなものだが、両者の呼吸で絶えず変化していくサウンドはどちらかというとかなり前衛的なノイズミュージックの領域に達しており、何度かステージに箏が置いてあるのを見て驚いている人達も目撃。写真を撮っている人も大勢いた。伝統の上に立つ革新性という意味で非常に、本来の Sónar 的なライブであったように感じた・・・』(Higher Frequency)

今西紅雪:http://soundquest.exblog.jp/

古舘健: http://ekran.jp/kf

2011 Sonar Complex, Sonar Sound Tokyo 2011, AGEHA, Tokyo, Japan
HOKAGE, Osaka, Japan
UrBANGUILD, Kyoto, Japan
SHC, FLOAT, Osaka, Japan
Guggenheim hous, Hyogo, Japan
2012 nu things, Osaka, Japan (Pet Bottle Ningen Japan tour in Osaka)

patchware on demand ~SND, NHK Japan tour in Kyoto, club Metro, Kyoto, Japan *as plan+e (ekran)

2015 Hyatt Regency Kyoto, KYOTOGRAPHIE reception


*こうして振り返ると沢山ライブしていたのですが、私の中で最も印象に残っているのは大阪のHOKAGEの時の体験で、大音響の中で、初めて健さんのシステムと箏が一体となって、とてつもないじゃじゃ馬を乗りこなしているような感触を得たのでした。最高にスリリングなセッションが成立していたと思います。あの時の音源をどうして残してなかったのかと、インプロヴィゼーションの初期衝動として、永遠に追い求めても、もう二度とできないだろう凄かったライブのひとつ。

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糸魚健一 | Ken’ichi Itoi

PsysEx(サイセクス)名義でポリリズムをテーマにアルバム6作品、12インチ3作品、カセット1作品を発表してきた。リミックスワーク、コンピレーション参加、別名義での活動等、多数リリースに関わってる。細野晴臣氏のレーベルからのアルバムリリースやAtom™、Alva Noto、Ovalとのコラボレーション作品がトピックといえる。1997年 京都発アドバンスドレーベルshrine.jp(シュラインドットジェイピー)を発足。2016年 ダンスミュージックに特化するサブレーベルMYTH(ミス)を発足。2017年 本人名義によるshrine.jp20周年記念作品「EXN(縁)」をリリース。


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古舘健 | Ken Furudate
アーティスト/ミュージシャン/エンジニア。サインウェーブやパルスなどのミニマムな要素とその特性を拡張させて複雑な音響現象を作り上げる。サウンド・インスタレーション「Pulses/Grains/Phase/Moiré」にて、文化庁メディア芸術祭大賞(2019)、Digital Choc賞(2018)、CYNETART AWARDSファイナリスト(2018)に選出。自身の主催するプロジェクト「The SINE WAVE ORCHESTRA」にてPrix Ars Electronica Honorary Mention(2004)、文化庁メディア芸術祭審査員推薦作品(2017)、CYNETART AWARD(2018)に選出。ミュージシャンとしては、恵比寿映像祭(2016)、Knowledge Capital Festival(2015)、Kyotographie(2014)、Sonar Sound Tokyo(2011)などのフェスティバルに出演。また、高谷史郎、坂本龍一、Dumb Typeを始め、様々な作家の制作に参加している。http://ekran.jp/kf




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今西 紅雪 | Kohsetsu Imanishi (箏・唄・作曲)
伝統の上に立ちつつも、独自奏法による豊かで静謐な箏の響きを追求。 古典、現代音楽、即興、電子音楽、Jazzといった枠にはまることのない独自の世界観を描くように奏でる。自身の企画『SOUND QUEST』では 現代ならではの出会いにより箏の様々な魅力を引き出す試みを続けており、国内外のあらゆる楽器、ダンサー、美術家、映画、企業、教育機関とのコラボレーションも多数。伊勢神宮はじめ寺社での奉奏、学校公演、音楽フェスティバル出演等、幅広い演奏活動を行う。ソロ活動の他、テルミン奏者児嶋佐織とのユニット「短冊」、行川さをり・大塚惇平とのトリオ「笙箏声」、田ノ岡三郎 ・髙橋弥歩とのトリオ「秘色の雨」、サウンドアーティストHacoや古館健とのデュオ等でも活動。2017年にはRhizottomeとヴィジュアルアーティスト仙石彬人と共に仏4都市で国立劇場二ヶ所を含む公演を行い大きな反響を得た(国際交流基金助成プログラム)。同年Jazztronik野崎良太氏の音楽プロジェクトmusilogueよりリリースしたファーストアルバム『秘色の雨』は内外で高い評価を獲得している。2018年NYのトランペット奏者Peter Evans、笙奏者石川高とのトリオで「Jazz Artせんがわ」他ジャズフェスティバルで公演を行い好評を博した。http://soundquest.exblog.jp

因みに、健さんとイトイさんもavant-galsというデュオや、plan+ekranというユニットでも活動されていて、
私も京都メトロや法然院で参加させていただいたこともあり、
■2013.2 plan+e(大堀秀一、糸魚健一、荻野真也、古舘健)のデビュー作『sound-thinking』(shrine)収録曲『bon sens』に参加しています。(名盤。限定一枚だけ持って行くかもしれません、ほしい方いたらお声かけてください)

plan + ekran, Kyoto Metro, 2012
Ken Furudate, Hidekazu Ohori, Shinya Ogino, Kenichi Itoi, Reiko Imanishi(guest)






ちなみに、第22回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展 は2019年6月1日(土)~6月16日(日)科学未来館他で開催されます。
併せてぜひ。






by soundquest | 2019-05-13 02:46 | concert | Comments(0)